日曜日は今年春にトレイルランニングのレースに出るようになってから4戦目、OSJ志賀高原トレイル50Kに出場。50キロという距離はトレイルはもちろん、普段のロードでの練習でも走ったことのない距離。いつものレースはとは違う緊張感を感じながらも8時間18分で完走。全体で500人弱が走った中でちょうど100位。途中でかなり失速したりということはあったが、何とか走れた。以下、備忘録。
距離:50.43 km
タイム:8:18'50" / km
ペース:9'53" / km
平均心拍:139
ランニング直後の体重:**
体脂肪率:**
(前日・志賀高原へ移動)
OSJは今年初めての試みということで、この週末の金土日で野反湖(15キロ)、志賀野反(20キロ)、志賀高原(50キロ)のレースを行うという「志賀高原トレイルフェスティバル」を開催。この3つを通して走ったという強者もかなりいた模様。私は今回は秋の信越五岳、ハセツネ・カップに備えて、長い距離を走っておくのが狙いで、日曜日に行われる50Kのレースのみ出場。
金曜の夜に週末の雑用を済ませて、入念にパッキングを終えておく。土曜の朝8時に東京駅から貸切バスが出発。東京は曇り空ながらいい天気。関越道から上信越道を経て信州中野ICから志賀高原へ。高速道路に乗ったのは久しぶりで途中の休憩で立ち寄ったSAが新鮮。
バスは明日のレースのゴール地点である蓮池に到着。総合会館内で受付を済ませ、歩いてすぐのホテルへチェックイン、荷物をほどく。今回のホテル、中学や高校のスキー教室に使われるようなところなので、快適さは推して知るべし。しかし、ゴール地点に近く、翌日のゴール後までチェックアウトを遅らせてくれて大浴場で汗も流させてくれるという心憎い配慮をしてくれた。ゴール直後にそのまま宿に戻って風呂に入れるのは最高の贅沢。
その後、バスに乗って蓮池から明日のレースの出発地点の高天原へ。晴れて天気はいいのだが、さすが標高1600mだけあって、雲で日がかげると肌寒くなる。スキー場の麓なのだが、明日はここからひた走って登ることになる。
再びバスで蓮池へ。受付のある総合会館内のスポーツショップでいくつか買い物。SKINSのカーフガードにHydropakのソフトフラスク、ニューハレXテープなど。宿で食事を済ませてまた総合会館に戻り、レセプション。明日のコースの開設の後、ゲストの鏑木さんのビデオを見たのは下に書いたとおり。ちょっと胸が熱くなった。ホテルに戻って風呂に入り、明日の装備をチェック。テレビでアド街ック天国をみながらベッドで横になっているうちに寝込んでしまう。
(当日・スタートまで)
午前3時15分起床。少し部屋を歩いたりして目を覚ましてから、大浴場で風呂に入る。4時に朝食の弁当が受け取れるのを待ち、受け取るとすぐにかきこんで4時半のバスでスタート地点の高天原へ移動。車内はランナーの熱気が立ちこめる。天気はよい。
本日の装備はlafumaのオレンジ色のジップTシャツ、ハーフタイツ、ソックス、SKINSのアームカバーとカーフガード。アームカバーは日が高くなったら外そうと思っていたが結局ゴールまでつけたまま。足下はVASQUEのblur SLにゲイターをつける。昨日のレースを走ったランナーをみていたら相当足下が泥にまみれていた上に、昨夜遅くには雨が降っていたため。バックパックはGregoryのrufous。
補給食は、今回は経験のない長距離だからといろいろ持ったのだが、結局口にできたのはMUSASHIのレプレニッシュを入れたハイドレーションパックの水とソフトフラスクに入れたPower Gel4本、シリアルバー1本とスニッカーズ一かけ。やはり固形物を食べて飲み込むのは難しいと分かった。
朝5時だとさすがに肌寒く、リフト小屋の陰でチョコレートバーを囓りながらスタートを待つ。
(いよいよスタート〜奥志賀高原<16キロ地点>)
午前6時、高天原のスキー場の麓をスタート。しばらくはスキー場と平坦なトレイルを走る。出走が500人弱と少なめなせいか、混雑もなくスムーズ。非常に平坦で快適なトレイルを気持ちよく走る。気持ちよすぎてスピードが出すぎて何人か追い抜いたほど。しかし、途中で木板の上で2度も転んだ。大した傷はないようなのでそのまま走る。トレイルから下りて奥志賀高原のスキー場の麓まではダラダラ長い舗装路の坂を登る。ゆっくり歩けばよかったのだが、かなり走ってしまう。
後で考えてみればここで張り切りすぎた。昨夜鏑木さんは言っていた、「高天原に戻ってくる26キロ地点からが本当のスタート、そこまでは体力を温存して」と。
(奥志賀高原〜高天原<24キロ地点>)
奥志賀高原から焼額山まではスキー場のゲレンデを登る。所々は砂利道だったか。トレイルに比べれば歩を進めやすいはずなのだが、開けた場所を単調に登っていくのはかなり辛い。木陰もなく、日が照りつける。このレースではこの後もゲレンデを猛烈に登ったり降りたりが多く、苦しめられる。焼額山山頂付近の湿地は美しいが楽しむ暇もなく、駆け抜ける。山を下りて一ノ瀬で舗装路にでて、高天原の出発地点まで戻ってきた。24.5キロ、3時間2分。ここが第一関門。給水で水を茶碗で数杯飲む。
(高天原〜横手山<37キロ>)
高天原から横手山までは寺子屋峰、赤石山、鉢山をめぐるピークハント。大好物のはずだが、結局ここで大きく失速、後ろから次々に抜かれてしまう。
高天原からの登りはまたもやスキー場のゲレンデの登り。登り切ったところは湿地の美しいところだったはずだがあまり記憶にない。ここまででスキー場の登りのせいか、前半飛ばしすぎたせいか、足が辛くなってしまい、踏ん張ってスピードを維持することができない。寺子屋峰からは小刻みなアップダウンが続くところで、いつもなら楽しんで踏み越えていくのだが、気分としては立ち止まらずに進むのがやっと。前日のレースのコースと重なっているせいか、随所で猛烈にトレイルがぬかるんでいる(途中であきらめて泥のど真ん中へ足を突っ込むようになる)。
ちゃんと走っているのに、どんどん追い抜かれていく。
地図によれば横手山山頂直前で急な登りのはずなのだが、トレイルは登ったり降りたりが続く。そして山頂の給水ポイントまで後1キロというところで、スキー場に出た。猛烈な登りが目の前に広がる。後1キロで標高200メートルを登ることになる。最後は崖のようにも思える猛烈な急坂の直登。必死の思いで登り切り、37キロ地点、第二関門、6時間35分経過。ここでハイドレーションパックに入れていた2リットルをほぼ飲みきっていたのだが、ハイドレーションパックにも給水できるというので、1リットル弱の補給。何か食べようと思ったが、スニッカーズを一口飲み込むのがやっと。泥にまみれたグローブを取り替えて、さっさとスタート。
(横手山〜木戸池の給水ポイント<42キロ>)
横手山からは特に登り返しはなく、とにかくひたすら下ることになると分かっていた。アップダウンのトレイルらしいコースものぞきまでで、のぞきの岩場を降りて車道にでると後はひたすら走るのみ。ここからは日頃ロードで鍛えている成果が出たのか、高速とはいえないまでもキロ6分程度のスピードはコンスタントに維持しながら走れた。終盤ですっかり減速してしまっているランナーをどんどん追い抜いていく。
またもやスキー場なのだが、今度は猛烈な下り。着地するたびに膝に重みを感じるががんがん駆け下りる。多少の登りもあったが、何とかやり過ごせた。
木戸池の給水ポイントで茶碗水を数杯飲んでコースに戻る。
(木戸池〜ゴール<50キロ>)
木戸池から再びトレイルへ入る。石ノ湯温泉のあたりを回って沼地に戻るのだが、目立ったアップダウンはなく、気持ちよく走れる。そしてサンバレースキー場の比較的緩やかな下りを駆け抜けると琵琶池の周回路に入る。この地点で後3キロ。ここからはもうトレイルはなく、舗装路だけ。
そしてあと2キロでゴールというところで、舗装されたつづら折りの舗装路がスタート。緩やかとはいえ登り坂、つい歩いてしまうのだが、そのたびにすぐに走り出す。ここでも前後は歩いている人が多く、何人か抜いた。
ようやく登り切ると、ゴール地点・蓮池の総合会館まではあと300メートル。力を振り絞って走りきり、50.43キロ、8時間18分50秒で完走。時刻は午後2時を回っていた。
(まとめ)
完走後、ホテルに戻って着替え、風呂に入って汗を流す。飲み物を流し込む。総合会館で表彰式をみているうちに雨が降ったようで、雨上がりのフィニッシュ地点でゴールしてくる人たちを見守る。午後6時、バスで蓮池を出発。午後10時半に新宿着。
今回のレースはなんといっても中盤のピークハンティングで失速してしまったのが失敗。前半をもっと抑えればよかったか。しかしそれでもあれだけゲレンデを登っていれば多少抑えても足がダメになっていたようにも思う。もう少し鍛えていけばいいのだろうか。登りの累計は3700mくらいなので、3900mを超えた先日の箱根外輪山よりは楽だったはずだ。
給水、補給食については、経験を積めた。夏の長距離は給水はあまりハイポトニックにするための粉末は使わずにただのみずにした方が良さそうだ。その分多めにジェルを持つ。固形物はなかなかのどを通らないので控える。
コース運営はシンプルながら充実していた。給水ポイントは本当に水しかなく、食べ物などはない。でもある程度シリアスに走っているランナーに取っては十分だろう。一方、コースの随所にはきちんとコースを案内してくれる人が立っていてくれた。これなら万一途中で具合が悪くなっても安心できる。
さて、これで50キロは走ることができた。10月のハセツネ・カップまでには9月に信越五岳の100キロのトレイルレースがある。これを走って距離になれながら、ロードでスピード感をつける。それからテクニカルな上り下りの経験を増やすためにトレイルに出る機会を作る。こういったことが今後の課題か。


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